婦人科 - 貴恵女性のクリニック

GYNECOLOGY

婦人科

婦人科では、月経に関するお悩み、PMS・PMDD、性感染症、避妊、ピル服用に関することなど、思春期から老年期における女性特有の病気や症状をご相談ください。

「生理痛やPMSなどの悩み」「性感染症などの身体の不調」など、ちょっとしたことでも気軽にお話ください。

月経困難症
子宮筋腫
卵巣嚢腫
コルポスコピー
帯下異常
性感染症
ピル処方
不正出血
過多月経
月経移動
HPVワクチン

月経困難症

月経困難症とは、月経(生理)の期間中に下腹部痛や腰痛などの痛みや、吐き気、頭痛などの症状が起き、日常生活に支障をきたす状態です。何らかの原因となる疾患があることで起こる「器質性月経困難症」と、子宮や卵巣に明らかな異常がないにもかかわらず、症状が現れる「機能性月経困難症」があります。

器質性月経困難症は、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症あるいは子宮の形の異常などが原因となります。月経中以外にも痛みが起こる場合があります。

機能性月経困難症は、月経の血液を排出するために子宮を収縮させる物質であるプロスタグランジンが過剰分泌となり、子宮が収縮しすぎることや、子宮頸管（経血の通り道）が狭いことが痛みの主な原因として考えられます。

今は生理痛を我慢する時代ではありません。月経のたびにお悩み方は、ぜひ一度受診してください。

POINT.01

がん予防

月経痛（生理痛）の背景には子宮内膜症などが隠れていたり、将来の不妊症や癌になる可能性が指摘されています。ホルモン治療は将来の癌予防にもつながります。
POINT.02

生理痛は
我慢しなくていい

今は生理痛は我慢しなくてよい時代です。当クリニックでは下記治療薬を処方しています。（一部掲載）

・鎮痛薬

・低用量ピル

・黄体ホルモン薬

・漢方薬
POINT.03

豊富な
ホルモン治療実績

月経痛（生理痛）治療用ピルの処方など、他院で豊富な実績を持つ医師が診察します。
POINT.04

様々な治療を
ご提案

子宮内システム（IUS）など、患者様の症状、ライフスタイルに合わせて、様々な治療法をご提案いたします。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。

女性ホルモン（エストロゲン）の影響で大きくなり、閉経すると縮小することがあります。

婦人科の腫瘍のなかではもっとも多く、がんではありません。子宮筋腫自体は命にかかわるものではなく、筋腫の位置や大きさにより症状は様々です。

多くみられる症状としては、過多月経、過長月経による貧血などが挙げられます。

小さい筋腫や漿膜下筋腫などは症状がない場合もあり、それほど大きくないものであれば、定期的に検診を受けていただくだけで、特に治療は必要としません。サイズの大きいもの、増大傾向が著しいもの、症状を伴い生活に支障が出る場合には、薬物療法、対症療法、手術療法を考慮します。

卵巣嚢腫（らんそうのうしゅ）

卵巣嚢腫は、卵巣内に液体が溜まってできる良性の腫瘍です。

20代～30代に多い腫瘍で、卵巣子宮内膜症性嚢腫（チョコレート嚢胞）、漿液性または粘液性嚢胞腺腫、皮様嚢腫などがあります。

初期には症状が乏しく、大きくなるにつれて、腹部膨満感、腰痛、下腹部痛、便秘などの症状を伴います。また、卵巣嚢腫が捻れる「茎捻転」が起きると、急激な腹痛が発生する場合もあります。

内膜症性嚢胞（チョコレート嚢腫）は、不妊の原因となったり、悪性化するリスクがあることがあり、薬物治療を行いながら経過観察が重要となります。また、極めて大きい卵巣嚢腫や増加傾向のある場合は手術が必要となります。

腫瘍やその大きさによって治療法は異なりますが、定期的に検査をして早期に治療することが大切です。

コルポスコピー検査

コルポスコピー検査（膣拡大鏡検査）とは、子宮頸部や腟の異常を診断するために、子宮膣部の表面を拡大して観察するものです。

子宮頸がん検査で異常を指摘された方を中心に、コルポスコピーでの精密検査を行います。

検査の流れなどを詳しく説明した後に検査を進めますので、安心して受診してください。

POINT.01

コルポスコープ

子宮頸部や子宮の入口を拡大して観察する顕微鏡の一種です。子宮頸がんや異形成などの疑わしい場所を観察し、病変の有無や程度を調べます。
POINT.02

生検（組織診）

病変の一部を採取して顕微鏡で調べる検査です。拡大した場所を専用の器具で
1×2mmほどの組織を採取し、顕微鏡検査で調べます。

痛みはほとんどありません。
POINT.03

所要時間

コルポスコープ+生検（組織診）は10分程度で行うことができます。
POINT.04

処置後の流れ

処置後、止血用のひも付きタンポンまたはガーゼにて圧迫止血してご帰宅いただきます。タンポンまたはガーゼは翌日の朝ご自分で抜去していただきます。検査結果は約２週間後にご来院いただきます。

帯下異常（おりもの異常）

おりものの量や色、においが変化するのは体調・ホルモン周期の変化の他に、妊娠、服用中の薬、糖尿病、子宮内膜症や子宮内膜ポリープ、感染症が原因となることがあります。

誰にも相談できずに長期間我慢している方が多くいらっしゃいますが、悩んでいる間に症状が悪化したり、感染症などの場合、膣だけでなく、他の器官への感染を引き起こしてしまうこともありますので、普段と違うように感じたら、お早めにご相談ください。

性感染症

性感染症とは、性交および、性的接触（口腔性交など）によって感染する病気のことをいいます。基本的に自然に治ることはありません。

性行為経験があれば誰もが性感染症の可能性を持っており、女性の場合、ほとんどの性感染症は自覚症状がないため、無自覚のまま、パートナーにも感染させているということがあります。長期間放置すると、不妊や重篤な病気の原因になったりします。

おりものの量や色に変化があったり、痛みや痒みがあったり、外陰部にできものができていたり、気になる症状がある人は、お気軽にご相談ください。また、ご自身に症状がなくても、パートナーに何かしらの症状がある場合は、早めにご相談ください。

ピル処方

低用量ピルは女性ホルモンである卵胞ホルモン（エストロゲン）と黄体ホルモン（プロゲステロン）を配合した経口避妊薬です。

正しく内服することで、他の避妊法よりも効果があることがわかっています。また、生理不順、生理痛や月経前症候群（PMS）の改善、緊急避妊、大切なスケジュールに生理が重ならないよう調整する月経移動など、様々な目的に合わせて適切なピル処方を行っています。

ピルを服用することに不安がある、人に言えない悩みがある方も、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。

POINT.01

避妊用ピル

避妊の目的で服用します。

１回１錠、毎日服用することで高い効果を得られます。
POINT.02

アフターピル
（緊急避妊用ピル）

避妊に失敗した際に1回１錠服用します。副作用はほとんどありません。
POINT.03

月経移動用ピル

月経を早める、または、遅らせる目的で、通常７～14日間服用します。

POINT.04

自費診療
（保険診療適用外）

避妊用ピル、アフターピル、月経移動は保険診療適用外のため、全て自費診療となりますのでご注意ください。
POINT.05

治療用の低用量ピルは
保険適用

月経困難症等の症状があり、治療用の低用量ピルは保険適用となります。受診の際はマイナンバーカードまたは保険証をご持参ください。

不正出血

不正出血とは、月経（生理）時以外に性器から出血することを指します。

原因としては、ホルモンバランスの乱れ（思春期、更年期、閉経期など）、子宮頸がん、子宮体がんなどの腫瘍、妊娠初期の着床出血、器質性疾患などが挙げられます。出血の量や回数、ほかの症状の有無にかかわらず、まずは医師にご相談ください。

POINT.01

子宮頸がんや
病気の除外診断

20代～30代の不正出血も要注意です。まず、子宮頸がんの検査を積極的に行います。また、超音波検査で子宮筋腫や卵巣腫瘍などの出血原因をチェックします。
POINT.02

痛みの少ない検査

検査について不安がある場合や、内診が苦手な方は遠慮なくご相談ください。

使用器具や声かけなど、患者様にあった診察、検査方法をご提案します。
POINT.03

ホルモン剤の処方

検査で病気の可能性がないと判断した場合は、周期の乱れを整える治療をホルモン剤を用いて早期に解決していきます。
POINT.04

検査実績多数

これまで多くの検査を行ってきた医師が丁寧に診察、検査を行います。